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子どもが蘇る問題解決学習の授業原理―学習指導と生活指導を合体する指導法の魅力

 

子どもが蘇る問題解決学習の授業原理―学習指導と生活指導を合体する指導法の魅力
 

 あまりに「問題解決学習がわからない子を増産した」というTOSSの攻撃が厳しいので、どんなものかを調べるために借りてみた。

・・・・正直、手法がわかりません。

この本はたまたま図書館で見つけて手にとったのですが。

一体全体、問題解決学習って?

いわゆる「マニュアルがない」ってやつ??

 

ただ、デューイの思想を藤井先生が解説してくださってます。残念ながら原典にあたってないので、正しいのかどうかはわかりません。

 

ただ、TOSSが執拗に攻撃している部分をいくつか見つけました。

倒立前転を、皆で励ましながら練習する、というくだりがあります。いわゆる「できなくても、工夫して練習したことが大事な経験」というもの。

「できるようにさせるのが教師の仕事だ!」という立場からすれば、当然批判されてしかりの部分だと思います。

ここは、今になって自分でも意見がまとめられないところです。

倒立前転とかとびばことか、出来るに越したことはない。でも、昔流行った「伊東家」みたいな裏技(というかコツ?)を使って教師の手助けで時間内にできることはいいことです。でも、ああでもない、こうでもない、と考えて練習することも大切な経験だし、学ぶべき課題への取り組み方だと想うのです。

 

はたして、出来ることを目的とするのか、出来るようになるまでの取り組み法んも習得を目的とするのか、ということなのでしょうか?

もっとも、それが「できない子」を生みやすいという側面は否定できないですよね。

 

あと、デューイは子供たちがこちらの設定した段階を踏んで、段階的に目的にたどり着くことはできない、と主張していると書かれてある。人によって到達の方法はバラバラで、こちらがコントロールすることはできない、と。

 

結局、残念ながら具体的な問題解決学習の手法を学ぶことはできませんでした。